The Harimaya Bridge はりまや橋

真家ダニエル・ホルダーには一人息子ミッキーがいた。ミッキーは、アメリカを飛び出し、日本の高知県のとある町に英語教師として赴任する。画家としての才能も発揮していた。だが、1年もたたずにミッキーは交通事故に遭い命を落としてしまった。悲しみに暮れる父ダニエルには、太平洋戦争で自らの父を失った過去があった。戦争で父を日本兵に殺され、息子をも日本で命を失っうという悲劇。息子が遺した絵をかき集める決意で、ダニエルは日本を訪れる。そして、高知の人々に愛されていたミッキーの生活を知る。さらに、ミッキーが同僚の紀子と結婚していたこと、ふたりの間に新しい命が生まれていたという事実を知るのだった。